2020年04月

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なにやらとんすけが床に転がっています。






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くたーん。






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なんかものすごく気持ちよさそう。。( ´∀` )






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もうGWですが、いかがお過ごしですか?


飼い主は最近勉強し始めたプログラミングと格闘しております。





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ずっとパソコンの画面見ていると、目が疲れます。

眼神経おかしくなりそうです~(昇天)

◎濡れタオルをレンジでチンして、目に被せると生き返ります。(笑)






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ということで、飼い主は連休中、
とりあえずとんすけと遊んで、まったりゆったりな休日にします。






オペラの記事連投ですみません。


今日はBRでヴェルディの『椿姫』を鑑賞したので、
簡単にご紹介しようと思います!





原作者はアレクサンドル・デュマ・フィス。(「フィス」は、フランス語で「息子」という意味です)

そう、いま飼い主が耽読中の『モンテ・クリスト伯』を書いた
アレクサンドル・デュマの息子です!

詳しくは、例によってWikipediaをどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/椿姫_(オペラ)



いやー、やっぱりフランス文学っていいですな。(自己満)





それはいいとして、
例によって、感想を書いてみたいと思います。

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まず、役者さんたちがすべてにおいてすごかった!! です!

特にヒロインの歌唱力、演技力、表現力がずば抜けていました。
激動の人生だったヴィオレッタ(ヒロインの名前)を、あれだけ見事に演じきれるのは
ただただすごいと思います。

ものすごく疲れそうですが(^-^;





原作では、ラストで主人公の男女2人が再会できずに終わってしまうのですが、
オペラでは2人が再会できたあとに、ヒロインが死ぬ筋書きになっています。

(↓小説版が気になる方は、こちらからどうぞ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/椿姫_(小説)


→オペラではソフトに(若干ハッピーエンド風に)改変されています。
 その点、観ている側も心理的にいくらか救われます。




見どころは、何といってもヒロインのヴィオレッタですね。

非常に情熱的かつ繊細で、自らの死期が近いのを悟りながらも
恋人であるアルフレッドに対して常に気遣いを怠らず、
ジョルジョ(アルフレッドの父親)の無理な要求を泣く泣く飲み、
ジョルジョの娘(言ってみれば赤の他人)の幸せを切に願い、
自らを犠牲にする。

そんな、終始 ”弱くて強い女性” として美しく生き抜くヴィオレッタに脱帽です。






物語の展開もとてもドラマチックで、目まぐるしく場面転換していくので
観ていて飽きないです。



それと、この作品の≪乾杯の歌≫は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか!
 

この曲も、トゥーランドットの≪誰も寝てはならぬ≫と同じで、
実際のオペラのなかで、どういった場面で流れる曲がわかると
また一段とおもしろく聴けると思います。





原作のフランス文学も、今後一度は読んでみたい作品の一つです。






この時期の暇つぶしに、新国立劇場の「おうちでまったり巣ごもりシアター」という
オペラが無料で見られる、すばらしいサービスをご紹介したいと思います。




詳細はこちらのURLから。今はプッチーニのオペラ「トゥーランドット」を鑑賞できます!
https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_017336.html




ふつうオペラというと、2~3万円でチケットを買って観るので
敷居が高い、しかも内容も難しい、なんかずっと歌ってるけど何言ってんのかよくわかんない、
=つまらない

というイメージがある……かもしれません。





でも、新国立劇場のサイトからは
プロデューサーの方によるユーモアたっぷりの解説動画も無料で見られるので、
オペラ全然わからない!
という方でも世界観に入りやすいと思います。
(オペラや解説動画を観る前に、先に
・あらすじ
・登場人物の関係
を頭に入れておくことをオススメします。そうすると同じ作品を何倍も楽しめるので!)






特にトゥーランドットはストーリーがわかりやすいので、
観やすいです。

なんといっても≪誰も寝てはならぬ≫(荒川静香がスケートで滑った、あの曲です)で有名ですしね。





ぜひ見てみてください!!





こんにちは、飼い主です。



前回に引き続き、文字のみの記事を連投してしまいますが、

今読んでいる本が含蓄のある言葉の宝庫で

ここでシェアできたらいいなと思ったので、記事にします!

ご興味ある方だけ読んでいただければと思います。







ご紹介するのは、19世紀のフランス文学♪

『モンテ・クリスト伯』です。

どうやら映画にもなっているようですね!

作者は、アレクサンドル・デュマ。

あらすじなど、詳しくはWikipediaなどで見てみてください。(丸投げ(^-^;)

日本語訳は岩波文庫版だと全7巻!! という大作です。

でも、ひじょ~うにおもしろいです。格言・箴言が満載です!

やっぱり古典っていいですよね。






では、ここからは、特に頭に残った部分を抜粋していきたいと思います。
(引用:アレクサンドル・デュマ作、山内義雄訳『モンテ・クリスト伯(一)』、岩波書店、2007)

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人間というものは、そんなにやすやすと幸福になれるものではないらしいんですから! 幸福は、竜が戸口を固めているという魔法の島の宮殿のようなものなんです。幸福を得ようと思ったら戦わなくてはなりません。……」(p.88)



「……神さまは、未来をお変えになることはできます。でも、過去については、形をお変えにさえもなれません。わたくしたちに、過去を否定することができないとしたら、せめてその上にヴェールだけでもかけましょう。」(p.115)



「……自分の身のまわりというものは、いつもできるだけはっきりながめていなければいけない。(p.143)



「ふふん! じつはなんでもないことなんだ。お前たち権力を握っているものは、金でできる手段しかもっていない。ところが、権力をねらっているわしたちには、献身による手段というものがある。

「献身ですって?」と、ヴィルフォールは笑いながら言った。

そうだ、献身だ。望みに燃えた大望のことをおとなしい言葉でいうとそうなるのだ。

(p.236)




「というと典獄さん、」と、司祭が言った。「あなたもあの聖書のなかに書かれている人たち同様、目あれど見えず、耳あれど聞かざる人たちの仲間入りをなさるわけだな。」(p.279)



今日の王さまがたは、たぶんこれならだいじょうぶと思われるようなこと以外、一歩も外へふみ出さず、意思の大胆さをお持ち合わせになっていない。彼らは、みずからの与える命令を聞く耳を恐れ、みずからの行動を見まもる眼を恐れている。(p.283-284)



 牢に閉じこめられてからおよそ六年、たとい進み方がいかにのろかったにせよ、どんな仕事であろうと、それをやろうと思えばできないことはなかった! そう思った彼は、一そう元気をつけられた。(p.307)



青年は脱獄ということなど考えてもみなかった。世のなかには、一目見ただけでまったく不可能と思われるようなこと、それをやってみようなどという考えさえ起こらず、まったく本能的にそれを回避してしまうようなことがあるものだ。(中略)

 だが、青年は、いま一人の老人が、これほどまでの精力をもって生に執着し、乾坤一擲の決意をもってしたら人間にどんなことができるかを示したのを見て大いに反省させられ、われとわが勇気をはかってみる気になった。自分がやってみようと考えさえしなかったことを、自分以外に試みるものがいた。(中略)いや、いや、自分にとっては、ただ誰かが手本を示すことによって元気づけてくれさえすればよかったのだ。人がやったこと、或いはやり得たことだったら、自分も必ずやってみせよう。(p.333-335)



「なぜあなたは、或る晩テーブルの脚で獄丁をなぐり殺し、その着物を着て脱走しようとしなかった?」

「考えつかなかったまでなのです。」と、ダンテスが言った。

「それはあなたが、そうした罪を犯すことを本能的に怖れていたからのことなのだ。それをすることを、考えられないほど怖れていたからのことなのだ。」と、老人は言った。(p.337-338)



人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。火薬を爆発させるには圧力がいる。監獄生活というやつは、ほうぼうに散らばっていたわしの才能を一つの点に集めてくれた。才能は、狭い領域でぶつかり合った。そして、御存じのことと思うが、雲がぶつかると電気ができる。電気からは火花が出る。火花からは光が出る。(p.350-351)



老人の話には、苦労してきた人たちの話にみられるように、そこにたくさんの教訓と、尽きることのない興味が含まれていた。だが、それは決して利己的なものではなかった。老人は、自分の不幸については何ひとこと語らなかった。(中略)

 ダンテスは、もし知識あるものが、これほど道徳的にも、哲学的にも、社会的にも蘊奥(うんおう)を究めて楽しんでいるすぐれた人物について学ぶとしたら、それはどんなに幸福なことだろうと思った。(p.368-369)



「(学問を二年で学ぶのは)応用だったらむずかしかろうが、原則だけならじゅうぶんだ。学ぶことと知ることとはべつだ。世の中には、物識りと学者とのふた色があってな。物識りをつくるものは記憶であり、学者をつくるものは哲学なのだ。

「では、その哲学が習えましょうか?」

「哲学は習えぬ。哲学とは、学問の用を知っている天才のみに許されるあらゆる学問の総和なのだ。……」(p.370)


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いかがでしたでしょうか?

こういう骨のある作品を読んでいると


戒めの言葉の数々に、思わずドキッとすることが多々あります。




まだ2巻までしか読んでいないので、今後3~7巻も読んで、

順次アップしていきたいと思います!!



完全に飼い主の自己満ですが、ご了承ください。(笑)







今日、家でBR『未来のミライ』を観ました。
感想を書き連ねていこうと思います。




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率直なところ、思った以上に、大人向けの内容なのではないかなと思いました。




子どもが見るには、怖く作りすぎている感じがしました。
特に迷子になった''くんちゃん''が暗黒の新幹線で
「ひとりぼっちの国」に連れて行かれそうになるシーンなど。





作品を通して伝わってきた主なテーマは、

・(主に家族内での)嫉妬、すれ違いについて
・親子愛、兄弟愛、ペット愛などの家族愛
・子どもから大人への成長

・子育ての苦労と難しさ、「叱る」ことについて
・日本の育児のあり方について(父親の育児への関わり方、育休のあり方など)

・親の有難み

といったところでしょうか。



上3つは「人間心理」に関するテーマ、
中2つは「日本社会における育児の在り方」に対する問題提起、
最後1つは、作品を観た後の個人的な印象です。






こう書くと硬い印象を受けますが、
ふつうに楽しめる程度におもしろかったです!





途中、少し「これはすっ飛ばしすぎじゃない?」と思う場面もありましたが。。





この作品の主人公はあくまで「子ども」(3~5歳くらい?)でした。

ただ、大人であっても「この人子どもみたいだなあ」と思うことが
全くなくはないので

今一度自分自身の言動を振り返る、いい機会になりました。
(マジメすぎますね)






最後に、作品中で特に印象に残った台詞を一つご紹介しておきます。


「一つ乗れるようになりゃあ、なんでも乗れるようになるんだ」




若かりし頃のひいじいちゃんが、くんちゃんをバイクに乗せてあげたときに言った台詞です。
このときくんちゃんは、自転車に乗れなくてムシャクシャしていました。

何事にもめげずにチャレンジすることが大事だよって意味ですね。



いやあ、ひいじいちゃんかっこよかったです。(笑)






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